集中力を高めるには

アメリカ式読書法』の8回目、第8章について紹介します。

第8章 集中力を高めるために    『アメリカ式読書法』 ロン フライ著

集中力は、あらゆる読者が直面する難題のひとつです。読書には活発な精神と不動の肉体とが要求されます。

集中力を発揮する出発点は、ある一つのことに意識を向け続けることです。集中力は生まれつきの才能ではありません。訓練次第で誰でも身に付けることができます。

集中力を高めるのに効果のある実践的な方法は次のようなことです。

  • 読書の前に体を動かす。
  • 正しい場所で読書する。
  • 気の散るものを排除する。
  • 休憩をとる。

集中力を高める方法を知っていても、読む動機がはっきりとしていなければ、読書に集中するのは難しいでしょう。動機には2つのタイプがあります。内的な動機と外的な動機です。ミステリーを読む動機は内的なものです。それに対して政治学で良い成績をとるために課題を行うのは外的なものになります。

集中力は理解のための必須条件であり、集中して読まない限り理解などほとんどできないでしょう。

以上までが第8章についてです。