中学レベルで国語を学び直す

私は子供の頃から国語は苦手であった。小学校、中学校の国語の教科書で取り上げられる本の一節くらいしか知らないと思う。教科書で触れたことをきっかけにその本を全体通して読んだということはほとんどないであろう。

さてそういう私でも中学レベルで国語を学び直してみようと思っている。教科書で扱われる本として思い出されるのが、古典文学であったりする。古典文学は大人としても一般教養として身に付けておくのは望ましいと思える。

そうして本屋で見つけた一冊が、角川ソフィア文庫のビギナーズ・クラッシクス中国の古典の『論語』である。この本の著者である加地伸行さんは、読者として中学生を想定して中学生に語りかけるように執筆されたということである。加地伸行さんには幼いお孫さんがいらっしゃって、お孫さんが中学生になった時にこの本を読んで欲しいという願いがあるという。

本の中身を覗いてみると、論語の解説を構成をよく考えて書かれており、初心者でも論語の内容を理解しやすいようになっている。まずはこのような初心者向けの本を一通り読んで全体像を抑えてから、その後に一般の論語に関する書籍を読んでみるのが良いと思っている。