本を同時並行的に読むと人生は豊かになる

本の読み方で、複数の本を同時に読むのは良い方法なのだろうか?それも10冊でまったくジャンルの異なる本を同時並行的に読むというのだ。「頭が混乱して内容が理解できないのではないか」「忙しくてそんなに読んでいる暇がない」と当然疑問を持つだろう。

成毛眞著の『本は10冊同時に読め!』では超並列読書術を説いている。まずリビング、寝室、トイレ、通勤時のカバンにそれぞれ2、3冊常時置いておき、場所ごとに読む本を変え1日の中で何冊もの本に目を通す読書法ということである。

「ジャンルがバラバラの本を同時並行的に読むと多角的な視野が培われる」「並行してたくさんの本を読むからこそ、集中力が高まり、内容がしっかり頭に残る」という理論である。

成毛氏は35歳にしてマイクロソフト社長となったすごい人である。成毛氏は極端な読書家といえる。小学生の頃に買った本もすべてとってあり、自宅には1万5千冊ぐらい、また別荘にはその倍の本が置いてあるほどである。親が読書家で、小さい頃から家は本だらけで、本は好きなだけ買ってもよい、漫画はダメというような環境だったため、本を読むことしか娯楽がなかったとのことである。

私は年に数冊本を買う程度で、それも1冊の本を最後まで読み通すことはほとんどなかった。本を読む必要性を感じていなかった。今では読書から未知の世界を探求する喜びを感じたいと思っている。